治験の目的
治験バイトって本当に大丈夫なの?
治験バイトは本当に安全なのかという質問をされることがあります。
これは、本当のところを言えば、もちろん100%大丈夫という保証はできません。
日本でも、治験バイトに参加した人が死亡した事例はあります。
特に何の病気も持っておらず、もちろん日常的に薬を服用してもいなかった健康な人が、てんかんの薬として開発中の治験薬を服用した後、飛び降りによって死亡した例が報告されています。
この人は、治験薬の服用後に幻視とか幻聴といった副作用を訴えていました。
このように、絶対に大丈夫とは言い切れないわけです。
治験バイトには初めから一切参加しないということは別にして、可能な対策で考えられることは、治験参加前には必ず文書で説明を受けるはずですから、内容とくに考えられる副作用の項目はよく読み、疑問に思うことは納得できるまで質問した上で、もし不安が拭い去れないようであればその治験には参加することを見送るとか、治験中も自分自身の体調変化には十分に気を配ることが挙げられます。
治験バイトで副作用が出たときはどうすれば良いのか
新薬を実用化するためには、実際に人の体でその薬を試すことは欠かすことができません。
治験バイトは、新薬の有効性を確認するための大切な仕事ですが、高額な報酬を得られるということもあり参加を希望する人も多いといわれています。
募集されている治験バイトは、短期間で終わるものもあれば、長期間続けていく仕事もあります。
薬の有効性を確認することはもちろん、どのような副作用が出るかを調べるのも大切な仕事です。
治験で用いられる薬は、理論上は危険がないことを徹底的に確認していますが体質によっては合わない可能性もあります。
治験はある程度のリスクも考えておく必要がありますが、そうしたリスクに備えて安全に対する取り組みや補償なども厳格に定められています。
もしも、治験中に体に影響が出た場合は治験を中止し、医療スタッフによる処置が行われます。
入院になった場合でも製薬会社から入院費や休業補償金などが支給されるので、自己負担が大きくなる心配はありません。